<吉田 豊>
作者コメント:窯の温度、釉薬の具合で願ったとおりの作品にならないことも逆に思いもよらぬすばらしい作品に仕上がってくれることもあります。陶芸はちょっぴり人生に似ているのかな?

●信楽花入(しがらきはないれ)
何のてらいもなく作り上げ、薪窯の中で自然の力を受けて焼き上がりました。作者の温かい人柄が伝わってくるような作品です。決して派手ではありませんが、草木を生けた時にその美しさが映える逸品です。

●信楽大皿(しがらきおおざら)
信楽土の中で最上級の「黄の瀬」と言う土で作り薪窯で焼成しました。焼成中に入ったひびさえも作品の景色としてしまう強さにあふれた作品です。自然釉も景色となっています。

●井戸茶碗(いどちゃわん)・楽茶碗(らくちゃわん)
作者はその時々の感性の赴くままに、色々な茶碗を作っています。土も自分の好みで配合し、そして焼きあがった作品を見ては土の配合を変えたり、釉薬のかけ方を工夫しています。